「真の歴史を学び自分の国を愛そう」――。国有化後の尖閣に初めて上陸した日本人2人のうちの1人である、ミュージシャンのトクマ氏のインタビューが、6日付夕刊フジの全面記事として掲載された。尖閣上陸前後のエピソードが豊富に紹介されている。以下、抜粋。

「TOKMA(トクマ)氏は、幸福の科学の大川隆法総裁と対談し、大川総裁はその行動力を讃え、『ジョーズに勝った尖閣男』を出版することになった。魚釣島上陸のいきさつと、ある決意が書かれている」

「トクマ氏は持参したほうきをギターに見立てて(上陸した魚釣島で)ライブを敢行した。(中略)憲法9条改正を歌ったメッセージソングである。『自分の国は自分で守るという内容で、その思いを逮捕覚悟で伝えたかったからです。海保が厳しく監視しているので釣りに行くと言って船に乗ったので、ギターは持ち込めないからほうきにしたんです』」

「『戦後の自虐史観教育から脱しない限り、日本は奴隷の道を歩むしかない。真の歴史を学び自分の国を愛そうと言いたい』そんな思いが魚釣島上陸に駆り立てた。『日本をよくしたいですよ。僕も3人の子どもがいるんですから』」(抜粋ここまで)

トクマ氏の尖閣上陸は、日本政府の国有化から一週間後の9月18日。中国全土で大規模な反日デモが吹き荒れる中、中国政府に「尖閣は日本の領土」という事実を示した形だ。しかし、上陸を果たしたトクマ氏を待っていたのは、中国に媚びるような日本政府の「軽犯罪法違反容疑での書類送検」という仕打ちだった。

記事中で紹介された『ジョーズに勝った尖閣男』で、大川総裁は次のように語っている。

「おそらく、外務省は、『政府が買って国有化した場合には、上陸もしないし、何もつくらない。まったくそのままの状態で置いておきますよ』というように中国と密約して、国有化を進めたはずです。そう合点してやったはずなんですよ。ところが、その"外務省の密約"、あるいは"首相の密約"を、トクマさんが破ってしまったわけです。これが、警察の怒った理由かもしれません」

尖閣上陸は、日本と中国の両政府を怒らせたが、間違っているのは怒らせたトクマ氏か、それとも怒った日中両政府か。トクマ氏の行動は、今、日本国民に「何が正しいか」を問いかけている。(格)

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尖閣に上陸した大和魂ロッカー - トクマ 特設ページ

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幸福の科学出版HP 『ジョーズに勝った尖閣男』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=838

公開対談抜粋レポート 尖閣に上陸したミュージシャン・トクマが日本と東京の未来を語る

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5091