早稲田大学の学園祭で3日に行われた講演会「早稲田生よ、大志を抱け!」(主催:早大Happy Science)で、9月18日に泳いで尖閣・魚釣島への上陸を敢行したロック・ミュージシャンのトクマ氏(幸福実現党青年局長)が、同党女性局長の釈量子氏と対談した。昨日の前編に続き、後編として、トクマ氏の学生への熱いエールを紹介する。

夢があいまいという若い人も多いと思うんですけど、トクマ流の、夢の見つけ方とは?

トクマ 最初はあいまいでいいんですよ。僕、人生ってゴルフだと思うんですよ。ゴルフって、ゴールは決まってるわけですよ。第一打は大胆に打つと、左に行ったり右に行ったりする。それを修正しながら、次を打っていくわけですね。それで詰めていって、最後、あんなちっちゃいホールに入れる。

最後に落ちればいいんです。それまでは、右往左往、当たり前です。それまでは、バンカーに落ちる。池にも落ちる。でも這い上がってやっているうちに、空も、空気も、季節も変わってくる。すると、だんだん自分がやりたかったことが見えてきたりする可能性もあるんだよね。

好きなことを徹底的にやることがこれから必要。好きなことは飽きないんだよ。これが強いんだよ。それがこれからの人生、自分を強くしていくし、それが世界が待っていることだから。それについて薀蓄(うんちく)が言えるほど好きになってほしい。何か薀蓄が言えるというのは、相当好きなんだよ。だんだん、ピントがあってきて、最後にコロンと入るんだよね。

トクマは、普通の会社に入りたいと思った?

トクマ いや、全然。

でも、最初は会社に入ったよね。

トクマ 会社に入った途端、みんなものすごく威張ってるの。それを見て、「ダッセー」と思ってね。俺は、絶対名刺持たないで生きてやろうと思った。肩書きで威張るのは、嫌だね。自分のパワーで切り開いていくのが好きだね。会社は、クビになる前にやめたんだよ。やりたくないことは続かないんだ。けど、自由を選んだら大変だよ。それだけは言っておくよ。

これからのトクマの志は?

トクマ 僕は、今の命は「おまけ」だと思っているんです。今度、11月11日で46歳になるんですが、人生の折り返し地点に来ています。残りの人生は、この生命を使って、何か人のためになることをして生きていきたいね。ずっと人に迷惑をかけてきたから。みなさん、僕の命を使って、面白いことをやりましょう。僕は、突破口を開くために、どこでも「上陸」しますから。みんなで、素晴らしい日本にして、楽しい日本にしようよ。みんなで揚げ足を取ったり、足を引っ張ったりする。そういうムラ社会みたいなこと、やめようよ。みんなに、もっと好きなことやってほしいよ。

「I LOVE Zipang」という歌もありますが、今の日本を見てどう思いますか?

トクマ 今の日本は、ぶっちゃけ言って、あまり好きじゃないね。かっこ良くないよ。今の日本人は自分を好きじゃないんだよ。自分の国を愛していない人は、自分の国を守れない。今の政治家は「弱腰外交だ」って言うけれど、本当は違う。いくら強気で行けって言われても無理だよ。だって、自分の国、愛してないもん。何で愛していないか。それは間違った歴史を信じてるから。従軍慰安婦、南京大虐殺、一方的なでっち上げですから。このあたりを腑に落とさないと、「日本は悪いことしたな」「自分の爺ちゃんは悪いことした」と思いながら、自分の国に誇りなんか持てないですよ。他国の侵略に対して毅然とした態度を取るためには、正しい歴史を勉強してほしいと思います。

こないだトクマさんとラジオに出た帰りに、トクマさんが「俺、一回死んだんだよ」「でも、毎朝起きると楽しくってしょうがないんだよ。嬉しくってしょうがないんだよ。毎朝、何やろうかって思うんだよ」って言っていたんですよ。それを聞いた時に、一度、死んだ男っていうのは違うんだなあ。そんな気持ちで毎朝起きる人が今の若い人に何人いるんだろうなって思いましたね。

トクマ氏の言葉は、エネルギーに満ち、未来への希望に満ち溢れていた。これから、政治家として新たなチャレンジを続けるトクマ氏が、日本の未来を明るく変えてくれることと期待したい。

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