ワールド・ティーチャー(世界教師)として各国で教えを説き続ける大川隆法総裁は14日、オーストラリアのシドニーで「Aspirations for the Future World」(未来世界への大志)」と題する法話を英語で説いた。

大川総裁はこれまで20数年間の説法で一度も同じ話はしていないが、海外説法では特に、その国の人々の幸福と将来の発展の種となるテーマを選ぶことが多い。オーストラリア人と言えば大らかでフレンドリーな半面、勤勉な努力に欠けるイメージもある。ときにジョークで聴衆を沸かせながら、その地で総裁が説いた「大志」とは。いくつか要約抜粋する(編集部による和訳)。

「神を信じない国が世界を覆えば、人々は努力もインスピレーションも欠いてしまい、悪しき未来が訪れます。ですから心を変えねばなりません。この世で神の目から見て良き生き方をした人は死後、幸福な世界に還り、悪しき生き方をした人は苦しみの世界に赴きます。そのどちらになるかを決める人生の残りの時間、あなたは内なるダイヤモンドを磨くことができます(you can polish your diamond within.)。この霊的真実を土台として、次なる時代が築かれるのです」

「幸福の科学の愛の教えはイエス・キリストの愛の教えに通じ、悟りは仏陀の教えに通じます。ムハンマドがアッラーから受けた啓示も、幸福の科学の霊言に通じます。過去の世界宗教は、時代と地域に応じて形が違いますが、メイン・コンセプトは同じで、愛、慈悲、寛容、そして信仰(love, mercy, tolerance and belief)です」

「オーストラリアは発展途上国でもトップレベルでもなく、中程度に甘んじているかもしれませんが、今から3世紀の後には世界の文明の中心地になるでしょう。ですから、世界の人々を教えるだけの内容を身につけ、未来の社会、世界、地球に責任を持たねばなりません(you must have more responsibility for the future society, the future world, the future earth.)」

さらには、魂は神の一部であるという霊的人間観に基づき、300年後の未来に対する責任という遥かな視点からオーストラリアの人々に覚醒を促した内容に、聴衆は終了後スタンディングオベーションで応え、その後の質疑応答も熱心に交わされた。真理の種はこの日以降、必ずやオセアニアの地で育ち、3世紀後に最大の繁栄を迎えることだろう。

【関連書籍】

オーストラリアが世界の中心になることに関しては、大川隆法著『黄金の法』第6章参照

幸福の科学出版HP

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