幸福の科学の信者たちが1995年2月の「假谷さん拉致事件」に対して「オウムの仕業だ」と全国でデモ(上)をしたことは、マスコミ報道では一切触れられないが、実質的にオウムから日本を救った。

2012年8月号記事

6月3日に菊池直子容疑者、同15日に高橋克也容疑者が相次いで逮捕され、オウム真理教の特別手配犯はこれで全員逮捕されたことになる。

連日のオウムに関するマスコミ報道を見ると、オウムの元幹部である上祐史浩氏をテレビに登場させたり、オウムを擁護していた宗教学者を平気で雑誌に登場させているが、その見識のなさには呆れるばかりだ。

宗教学者たちが盛んにオウムを持ち上げていた1990年前後から、唯一、オウムの本質を「テロ集団」と見抜き、勇気をもって批判し続けていた団体については、マスコミは一切取り上げようとしない。きわめて公平性を欠いていると言わざるを得まい。

その団体は「幸福の科学」。 1995年2月、「假谷さん拉致事件」の際、幸福の科学の職員が拉致現場を目撃し、警察に通報。「假谷さん拉致はオウムの仕業だ。麻原を逮捕せよ」と全国各地でデモをし、警察を動かしたのは幸福の科学の信者たちだった。