宇宙航空研究開発機構(JAXA)が中心となって放射線測定装置CALETを2014年に打ち上げ、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟において、暗黒物質から出る電子線などの観測をすると、23日付の日経新聞が紹介している。

宇宙空間では大気の影響を受けないため、高エネルギー線の観測が期待されている。これにより、宇宙空間に存在する物質の4分の1を占めるが現在のところ光によって観測されない「暗黒物質」が出す、ガンマ線や電子線をとらえて分析することを目指すという。

暗黒物質の直接検出と正体解明はノーベル賞級のテーマで、世界中が競っている。2011年11月にも宇宙科学研究所が、2つのプラズマ領域の衝突をX線天文衛星「すざく」で観測した成果を発表している。銀河団の暗黒物質の量や分布などの解明に役立つという。

宇宙の解明のために素粒子の研究が盛んに行われているが、『神秘の法』(大川隆法著・幸福の科学出版刊)には次のように書かれている。

「霊界の光エネルギーは、この世に物質として現れることができ、また、消えることもできる」「宇宙やUFO、エイリアン(異星人)などの解明と、この世と霊界の境目を超える技術の発明とは、おそらく同じものになってくるでしょう」

様々な新技術により宇宙の姿が明らかになるとしたらワクワクするが、素粒子という「この世のもの」に考えを限定しすぎてはいないだろうか。

例えば、突然現れたり消えたりするUFOの目撃情報が最近多いが、科学者も一度、モノ中心の発想から離れ、"この世ならざる世界"に思いをはせてみてはどうか。

霊界の存在を前提とする物理学者の活躍を期待する。(居)

【関連書籍】

幸福の科学出版ホームページ  『神秘の法』(大川隆法著)

http://www.irhpress.co.jp/detail/html/H0206.html