建国記念の日の東京は雪になったが、日本海側の豪雪やオーストラリアの洪水、インドの低温、ロシアの干ばつ、南米の少雨など、これら異常気象は「ラニーニャ現象」によるものとされる。昨年の夏の猛暑も原因はこれにあるとされる。

南米ペルー沖の暖かい海水が、強い貿易風で西に吹き寄せられることで、ペルー沖の海面水温が低下。すると、今度は太平洋の反対側のインドネシア近海で海面の水温が上がり、大気の対流が活発化して、世界各地で豪雨、豪雪、猛暑を引き起こすという。

よく知られる「エルニーニョ現象」はペルー沖の海面水温が上昇することで貿易風で海水が動いて発生している。

ラニーニョ現象もエルニーニョ現象も推定であり、メカニズムは実は解明されていない。突拍子もないかもしれないが、本誌3月号で紹介した、銀河系に放たれているガンマ線巨大泡が地球に及びはじめていて、海水を温め（電子レンジ効果）、このような異常気象が起きているのではないか。だとすれば、ペルー沖に関わらず、世界同時多発的に今後どんどん異常気象が頻発することにもなりかねない。（ア）

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