人口流出が止まらないカリフォルニアに対し、左派CNN司会者さえ民主党の経済政策を「失政」と非難 ─ 重税・歳出拡大の「大きな政府」では誰も豊かにならない
2026.06.16
写真:CNNの司会者ファリード・ザカリア氏(画像:"Fareed Zakaria World Economic Forum 2013" by World Economic Forum from Cologny, Switzerland is licensed under CC BY-SA 2.0.)。
《ニュース》
アメリカの左派メディアCNNの司会者ファリード・ザカリア氏が、カリフォルニア州の人口流出や学力低下問題を取り上げ、「失政続きだ」と民主党を非難し、話題を呼んでいます。
《詳細》
ザカリア氏は、14日に放送されたポッドキャスト「ファリード・ザカリアGPS」の中で、民主党の牙城であるカリフォルニア州で、民主党に対する人々の不満が高まっている問題を取り上げました。
カリフォルニア州では、2日に行われた州知事選の予備選挙で、「減税・歳出削減・規制緩和」を掲げる共和党候補が、多くの民主党候補を抑えて予備選挙を勝ち抜くなど、共和党の躍進が注目を集めています。これについてザカリア氏は、「(人々の民主党に対する不満は)紛れもない事実であり、正当なものだ」と述べました。
同氏は、カリフォルニア州はシリコンバレーやハリウッド、一流大学、農業、大自然など多くのポテンシャルを持つものの、財政支出を増やし続ける民主党の「破綻した統治モデル」によって、一般市民の生活はますます困窮していると指摘しました。
具体的には、カリフォルニア州では2000年以降、人口が約15%増加した一方で、州の財政支出は200%も増加しており、州職員の数も50%以上増加しているといいます。これについてザカリア氏は、「(その一方で)過去25年間で州の福利厚生は200%も向上したと誰が考えるだろうか?」と非難。財政支出を増やしたところで、人々の生活は豊かになっていない点を鋭く指摘しました。
例えば、カリフォルニア州ではこの5年間でホームレス対策に240億ドルを費やしたものの、2024年にはホームレス人口は過去最高の約20万人を更新しています。また、2010年代初頭から高校卒業までを対象にした公教育支出の総額は2倍以上に増加。子供一人当たりの公教育支出は全国平均を大きく上回っているものの、同州の学力は全50州中、小学4年生の算数で43位、小学4年生の読解力で39位、中学2年生の算数で36位、中学2年生の読解力で38位と低レベルにあることを提示しました。
それに加えて、同州の雇用創出は低迷しており、2025年に同州は実質的に新規雇用を純増させることはできなかったといいます。州政府は民間部門の停滞を隠蔽するために、公的支出を行っていると非難しました。
また、その顕著な例としてハリウッドに言及。ロサンゼルスでは2022~24年の間に映画関連雇用が約4万2千人も減少しています。ハリウッドは高額な税金やコスト、規制のせいで、多くのスタジオが制作拠点をジョージア州やテキサス州、ニュージャージー州、カナダ、イギリスなどに移しており、「広大なスタジオ敷地は今やゴーストタウンのよう」、「ロサンゼルスは(かつて自動車産業で栄えたが、現在は衰退している)デトロイトの"陽気なバージョン"になりつつある」という元ソニー・エンターテインメントCEOのマイケル・リントン氏の発言を紹介しました。
さらにカリフォルニア州では、過去7年間で約190万人が他州へ移住しており、「何世代にもわたり、人々は未来を求めてカリフォルニアに移住してきた。しかし今、多くの中流階級は、未来を築く余裕がないために州を去っている」としました。
《どう見るか》
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画