AIをどこまで使っていいのか? ─ 便利さの裏の「見えないコスト」
2026.02.27
2024年4月号記事
AIをどこまで使っていいのか?
便利さの裏の「見えないコスト」
AI利用の「線引き」をすべく、意外に根深い代償に迫った。
時代の逆を行った先に、小判は落ちているかもしれない。
AIが今、急速に身の回りに浸透しつつある。
2023年にチャットGPTがブームになってから、はや3年。当初は不器用さが目立った文章・画像生成技術も、驚くべき勢いで進化した。25年には、ユーザーに代わって複雑な作業を代替する「エージェント機能」が普及した。
「なぜ物価が上がっているの? 学者の見解を整理して、中学生向けに解説して」「添付のPDFの表を読み取ってグラフにして」「今から新宿で、個室を予約できる居酒屋を探して」
こうしたリクエストに瞬時に応えてくれる有能さに、人々は「日常が変わる」と可能性を感じ、書店へ行けば老若男女が「仕事への生成AI活用本」を必死に立ち読みしている。
グーグルも検索エンジンに「AIによる概要」「AIモード」を取り入れ、いつの間にか頻用している人もいるだろう。
言葉にしにくいAIの実務コスト
一方で、「仕事や生活にAIを拙速に取り入れるのは良くない」と抵抗感を示す人も多い。これが単に「新技術への感情的な拒否感」や「厳密なAI理解に欠けた、乱暴な決めつけ」かというと、そればかりでもないかもしれない。言葉になりにくい"違和感"の向こうに、AIの「実務的なリスク」があることが、さまざまな研究で明らかになりつつある。
テクノロジーそのものに善も悪もない。AIがある面で効率を加速することは確かだ。大事なのは、どんな利便性の裏側にも必ず「目に見えないコスト」があること。それをよく知った上で、自分の将来設計や個性、仕事の性質や経営方針などに照らし、慎重に「線引き」を考える必要がある。
※文中や注の特に断りがない『 』内の書籍は、全て大川隆法著、幸福の科学出版刊。
(出所)日本リサーチセンター調査より編集部作成。
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