《ニュース》

米紙ワシントン・ポストは2日、「前世を思い出す子供たち」と題し、世界中で報告されている「前世の記憶を持つ子供」の事例を掲載しました。

《詳細》

前世の記憶を持つとされる2歳児だったアイヤの両親は当初、アイヤが"空想の友達"であるニーナと会話をしていると考えていました。しかしアイヤは話し方を覚え始めたころより、一人称でニーナと突然呼び始め、ニーナとして話す時には、穏やかで礼儀正しい人格に変わるなどの異変が起こります。

アイヤは時々、悪い人たちが自分(ニーナ)を捕まえに来ることを恐れ、食べ物があまりないことを心配し、シリアルを隠すなどします。そして、母親が台所でフードプロセッサーを使うと、アイヤはその音に恐怖し、「戦車をここから出せ!」と金切り声を上げました。母親はなぜ、娘が戦車という言葉を知っているのか理解できませんでした。

また、アイヤがリビングで人形遊びをしていた時、ニーナの腕には数字があって、それがニーナを悲しくさせると、腕の内側を指さしながら言いました。母親が驚いたのは、いつもは正確にできないRの発音がこの時できたこともあり、その後、何が起きているのかを知りたいと考えます。

そしてニーナの記憶を整理すると、「彼女はホロコーストの犠牲者だったではないか」と考えるに至りましたが、無名の犠牲者を特定することは困難です。しかし、記事では特定できた事例として、硫黄島の戦いで戦死したパイロットだったり、ハリウッド映画の俳優だったりしたことを覚えている男児のエピソードにも触れ、実在する人物と一致した事例を挙げています。

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