幸福の科学出版 ザ・リバティ(The Liberty)編集長ブログ

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里村英一のザ・リバティ編集長ブログ


上海のおばさんは地上最強だと思う

取材で上海に行ってきました。

 

 

上海空港から市街までの30キロの道のりを、時速430キロのリニアモーターカーですっ飛ばしました(って、私が運転したわけではありませんが)。

 

正直、心配していたんです。

時刻どおりに走るのか。

車内の状況に耐えられるのか。

そもそも軌道から飛び出してしまうんではないかとか。

 全然心配ありませんでした。超カイテキでした。すごいぞ、中国。

 

リニアモーターカーを降りて地下鉄で中心部に移動しましたが、これもまたカイテキ。

案内表示は分かりやすいし、切符は自販機で簡単に買えるし。

すごいじゃないか、中国。

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 でも、すごいものを見てしまいました。車内でつり革につかまってペチャクチャしゃべっていた学生とおぼしき男女がいたんです。すると前に座っていたパーマ頭のおばさんが突然「○×☆!」と叫んだのです。言葉は分からなくても剣幕だけは分かりました。ピタッと学生風男女の会話は終わりました。

 

 別の駅からどっと人が乗ってきました。ヤングビジネスマンという風体の男性が座席に座ろうとした瞬間、その背広の襟をむんずとつかんだ人がいました。メガネをかけたロン毛のおばさんでした。おばさんは決然として「○×☆!」と言いました。すると男性はスゴスゴと席をおばさんに譲ったのです。

 

 経緯からして私は、当然二人は知りあいだろうと思いました。

だって見ず知らずの人の背広をつかんで席を譲らせるなんか、絶対に日本ではできるものではありませんから。

「世界最強」と言われる大阪のご婦人でもそこまではしない。

 

そうだ、夫婦に違いない。

 

夫が疲れてたんでついつい妻より先に座ろうとした。そしたら妻が「あなた! 疲れてんのはアタシの方よ!」と怒ったに違いありません。

そうか、儒教の国・中国でもカカア天下が一般化してるんだなあと、微笑ましい光景に私が顔をほころばせていると、席を奪われたビジネスマンは静かに車両の向こうに歩き去っていきました。一言も発せず。

 

夫婦じゃないんだー。知り合いでもないんだー。赤の他人だったんだー。(たんだー)

 

このとき、私は上海のおばさんこそは「世界最強」であると悟りました。

 

と同時に、この光景にちっとも動揺していない周囲の中国人を見て、中国パワーを納得しました。

 

とれるものはとる。座席はおろか、エネルギーだって、食糧だって、領土だってなんだって。そんな人が13億人もいる。 

 

 

中国の動向、絶対に目を離すわけにはいきません。

 

 

2008年7月17日