春の北京
いつもご愛読いただき、ありがとうございます。
3月末から4月初めにかけて、またまた北京に行ってきました。
今回は、この2月に大川隆法・幸福の科学総裁のベストセラー『勇気の法』が中国で発刊されたのですが、中国側の版元が政府系の二つの教育機関に大々的に『勇気的力量』(中国でのタイトルです。力量はチカラと読みます)を献本贈呈することになったのです。
その献本贈呈式と記者会見のために急遽北京に飛んだというわけです。
春の北京は初めてです。真冬と真夏が多くて、どんな気候なのか全然想像がつきませんでした。
ただ、この時期、中国大陸から飛んでくる黄砂のことを考えると、「さぞかし霞んでるな。マスクやサングラスがいるかな」とは思っていました。
ところがお昼に北京空港に着いてビックリ。遠くの山並みが見えるではありませんか。
北京の中心部に行っても、なんと山がみえるんですね。
これは珍しい。
去年の夏に北京に行ったときに珍しく夕立があって、一度だけこのように大気が澄んで天安門広場からはるか遠くの山が見えたことがありました。そのときは北京の人も「ええっ!?」と驚いていたことは、確かこのブログでも書きました。
今回、その山を再び見ることができたのです。聞けば前日に久しぶりに雨が降ったとか。
口の中が砂だらけになるんではないかと思っていただけに、これはラッキーと嬉しくなりました。
気温は東京より少し寒いくらいでしたが、コートの必要もないくらい。正直言って、なかなか快適でしたよ。北京への旅行は春か秋がやっぱりいいようです。
贈呈式&記者会見が行われたのは、中国がまだ清という国だったころの、皇帝のお兄さんの住居だという由緒あるところ。現在はレストランになっています。
50人くらいのマスコミが集まり、二つの教育機関の代表の方も来て贈呈式は和やかに行われました。
特に印象深かったのが記者会見。中国人記者が中国側の版元の編集長に、「なぜ日本の大川先生の本を中国で出版するのですか」という質問が飛んだときのことです。編集長はこんな風に答えました。
「中国はどんどん豊かになってきましたが、精神修養においては、まだ先進国と呼べる段階ではありません。だから日本の精神文化に学び、中国の多くの若者がこの大川先生の『勇気的力量』を読むことは、とても大切だと思います」
私はこのとき、壇上に座っていたのですが、「ほほー」と感心しました。
もちろん中国ではまだまだ言論の自由も信教の自由も、その保障は不十分な状態ではあります。ただ、それでも記者会見という公の場でこのように自国批判や精神性の大切さが語られるようになっているのは事実なんですね。
まだ若くて佳人の中国人女性編集長の話を聞いて、この国の未来に期待を抱きました。
ん? 少し中国に甘過ぎる? もちろん苦言もあります。
北京行きの飛行機に乗ったときのことです。この便は中華国際航空と日本の航空会社の共同運航便でしたが、機内で上映された映画がなんと日中戦争を舞台にしたもの。いやな予感がしましたが、あにはからんや中国人に悪行の限りを尽くす日本兵が出てきたではありませんか。そして、その悪役日本人たちが中国人主人公を殺しちゃんです......。
オイオイ、いいのか、こんな映画を成田-北京便でかけちゃって!?
まあ機体そのものは中華国際航空ですから致し方ありませんし、何をかけようが中国の勝手かもしれません。ただ、血の気の多い人がもし搭乗していたら何が起きたか分かりません。
日本の航空会社も共同運航というのだったら、その辺りの機内エンタメにも気配りしてほしいと思いました。



