ラジオ出演
久しぶりに長野県松本市に行ってきました。
もちろん仕事です。ですから、安曇野や美ヶ原とか、松本周辺にある心癒されるスポットには行けませんでした。
でも、なんです。
松本で「不動産情報社」という出版社を経営されている北條さんという方が、短時間ですが松本城周辺を案内してくださいました。
それでとにかく驚きました。とても古い城下町の町並みが綺麗に保存されているんですね。いい雰囲気のお店がそこかしこにありました。
お城も別名「烏城」といわれるぐらい真っ黒な印象なのですが、それがかえって古武士の心意気を伝えるようで迫力があります。
実は、20年以上前に松本には1ヶ月以上滞在したことがあったのですが、こんなに素敵な場所は記憶にありません。なんでも前市長の有賀正市長のときに、明確なビジョンの下に整備が進んだそうです。
もうひとつ、忘れてはいけないものがあります。それは「おそば」。
北條さんが「蕎麦倶楽部 佐々木」という大層雰囲気のいいお蕎麦屋さんに連れて行ってくださいました。夜はバーにもなるというお蕎麦屋さんで、私たちがお邪魔したときはジャズがとってもいい音で流れていました。
そこでいただいたおそばの美味しいことと言ったら。細く、はかないようにも見えるのに、しっかりと麺の一本一本からはそばの味が主張されていました。ちょっと別次元の味という感じ。絶対おすすめのお店です。
こんなとっておきのお店を紹介してくださった北條さん、ありがとうございました。
さて、もう一つ「久しぶり」の話題を。
先日、ラジオ番組「天使のモーニングコール」の収録に行ってきました。同番組に出演するのは、確か一年ぶり以上のことだと思います。
テーマは最新号(11月号)の特集テーマでもある「逆説の必勝戦略 与えるほど豊かになる法則」。
バブル崩壊後の不況をたくましく生き抜いてきた企業やお店から、成功のためのポイントを引き出そうという企画です。
毎度のことながら私は司会者、パーソナリティー泣かせなんです。
なにしろ全然台本通りに話を進めませんから。
そんな私をパーソナリティーの白倉律子さんは見事に誘導してくださり、なんとか番組としての体をなすことができました。
だいたい私の声は朝の番組向きではありません。
寝起きに私の声を聞かされる皆様のことを考えると、申し訳ないというなんというか......。
でも、番組は白倉さんの素敵な進行で、とってもいいものに仕上がりました。
放送は9
ポッドキャスティングでも配信されていますから、
ぜひ聞いてみてください。
すわっ、特ダネ!?
北京オリンピック閉会式の感想を書いたブログに、お便りをいただきました。
その方は、二階建てバスやパンク衣装、ジミー・ペイジの登場に、「イギリスの衰退」を感じられたそうです。
確かに昔からあるものばっかりだもんなあ。新しさの無さという点では斜陽といえるかもしれませんね。
ところがそんなイギリスで、ロンドン市長とかずい分元気のいい若手が登場しはじめています。ちょっと今までのイギリスの政治家のイメージを壊すような感じなのですが、いずれ誌面でご紹介しようと思っています。
さて、怒涛の締切りの翌日に、とんでもないニュースが海の向こうから飛んできました。
そう、リーマン・ブラザースの破綻です。
その朝の段階では、アメリカの金融会社数社が奉加帳方式で救済する方向だというニュースを聞いていましたから、「えっ、まさか」と驚きました。
私がこのニュースをどこで聞いたのか、ご存知でしょうか?って、分かるわけないですが。
実は六本木ヒルズの某レストランでした。ヒルズには、リーマンの日本法人のオフィスがあります。ジャーナリスト精神の性(さが)というか野次馬根性のなせるわざというか、瞬間的にリーマンの関係者をつかまえられないかな、と思ってしまいました。
やはりニュースはホットなうちに取材するのが一番ですから。
動転してると、とんでもない内幕も話してくれるかもしれないし......。
そんなさもしいことを考えていた私の耳にとんでもないキーワードが飛び込んできました。
「アメリカのリーマンが万歳しちゃったよ......」
オッと横を盗み見すると、パリッとしたスーツを決めた30代前半と思しきヤングマン(死語)と、ローライズのデニムが眩しい同じぐらいの年齢のウーマンが食事をしています。
「ええっ、ウソ!?」
女の子の反応も、事情に詳しい人がいかにも意外だと感じている様が、ビンビンに伝わってくるようなものです。
(これはひょっとしたら)
私は全神経を集中して隣のカップルの会話に耳を傾けました。もちろん、そんなそぶりは見せずに。
しばらく二人とも口を噤んでいました。あまりの驚きに声が出ないのでしょう。これは、二人とも社員ではないか。もしかしたら特ダネがとれるかも、と私の頭の中ではいよいよ皮算用が始まりました。
注目すべき次の発言。沈黙を破ったのは女性でした。
「......。で、リーマンってなんの会社?」
男。
「......。知らねえ」
ただ、これだけの話です。
期待させてスミマセン。因みに、そのあと二人は訳のわからない話に興じていました。
ということで、金融のほうを今、取材しています。政治も取材しています。どうもにぎやかな秋になりそうです。
(お断り......いつも人の話を盗み聞きしているわけではありません)
日本人は気概を
ブログの更新が少し間があいてしまいました。
忙しかったのは事実ですが、言い訳はしません。
アチコチに行ってまして......。言わないって言っただろう、オイ!
それにしても福田首相の突然の辞任表明には、驚かされました。
昨年の安倍さんのときと瓜二つ。どちらも臨時国会直前で、周囲に何も相談がなかった。まあ、やめるなんて話はそうそう人と相談して決めるものじゃありませんから当然ではありますが。
それとお二方とも国会運営の障害として民主党の小沢さんの名前を挙げています。いやー、二人の総理を屠ったというわけで、小沢さんの豪腕もさすがという感じです。
さて、この事態にマスコミ、国民みな侃侃諤諤。二世議員のひ弱さや最近の政治家の根性のなさを嘆くものが目立ちますが、これは言われても仕方ないでしょう。
ただ、一言言いたいのは、今回の事態をして、「日本政治の劣化」とか「日本のダメさの象徴」のようなニュアンスの論評に対してです。
確かに今の日本問題が山積です。少子高齢化、財政赤字、年金問題、後期高齢者医療制度、フリーター、ワーキングプア、いじめ、モンスターペアレント、通り魔事件に偽装問題......。
あるあるという感じで、日本がダメになり始めた証拠と言いたいのでしょうが、ちょっと待ってください。全部が全部、日本がダメになっている証拠でしょうか。
私は決してそうは思いません。
これらの問題は、日本人がどの国の人よりも長生きできるようになり、どこよりも早い勢いで少子高齢社会となり、どこよりも(餓死の心配なく)多様な生き方ができるようになってきたことの表れと言えるのではないでしょうか。
つまり、日本はこれからの世界各国が経験するであろう課題を一番先に経験している「課題先進国」と見るべきなのです。
その意味では、数々の文明実験のなかには失敗もあるだろうし、無論その責任を為政者がとることは当然ではありましょう。また、官僚がでたらめなことをやっているものもあるでしょう。しかし、だからといって日本がダメになったわけでも劣化しているわけでもない、と言いたいのです。
考えてみれば一億人を超える人口で、一億人がネットを通じていろんなことが言えるようになった。このかつてない変化の速さと、「サイレントでないマジョリティー」による民主主義が展開されるようになったなかで、一人の権力者が長々とその座にしがみつけないのは当然ですし、ある意味で民主主義としては健全ですらある。
逆にいえば何があろうと権力者がその椅子に座り続けられる政治は、ある種の独裁政治的なものでもあります。
え? 小泉さんが長かった?
だからリバティでは郵政解散が少しファシズム的だと批判しましたが。
閑話休題。いたずらに自己卑下するのは止めましょう。
嘆息してみるのはインテリっぽくてかっこいいけど、そんな姿勢からは何も生まれません。
なぜなら自己卑下は、未来を開拓することへの勇気を阻喪させるからです。
他の媒体にも書いたのですが、国難ともいえる新たな問題が山積している今日、政治家もマスコミも、国民も一丸となって勇気をもって道を切り開く気概を持とうではありませんか。



