立木秀学・幸福実現党党首は、衆院選最終日の15日、京都駅前で最後の街頭演説を行った。立木党首が最後に訴えたのは、どの党も明言していない「核武装による国防の強化」。中国の脅威が迫る中、この国を守ることが出来るのは幸福実現党だけであると訴えた。

以下、立木党首の最後の演説を掲載する。

幸福実現党は、本気でこの日本を守ろうとしております。数多くの政治家、既存の政治家が全く態度を曖昧にして、戦後の古い考え方、「日本は戦争をしたから悪い国だ、だからもう軍事にはかからない方がいい」、こういう考え方に囚われている。「日本は平和国家だから、直接軍事に手を染めることなく、アメリカにお任せしてればいい」、こんな考え方の政治家が、まだまだたくさんおられます。

しかし、そういう政治家に任せておいたら、日本はその平和と独立を守り抜くことはできません。着々と、中国、そして北朝鮮が侵略の意図をもって、軍事的な拡張を進めております。このまま放っておきますと、最後は、中国から「核ミサイルを撃ち込むぞ」と日本が脅される、こういうことがありえます。

幸福実現党が核兵器を持つというのは、これは、中国を攻撃したいがために持つのではありません。万が一にも日本が攻撃されたら、それに対して報復できるように、防衛の趣旨で、核を持っておくということです。これを持っておかなければ、日本は今後、中国から核の脅しを受ける、そのような危惧がございます。

そもそも、対話とか話し合いというのは、お互いの軍事力が均衡していなければ成り立ちません。圧倒的な軍事力の差があったら、強い方の言うことを無理やり聞かされ、屈服させられ、日本が中国の属国にさせられる。そういうことになります。

そうです。ですから、私たち幸福実現党は、中国との戦争を回避し、紛争を未然に防ぐ、中国の言いなりにならないために、日本は核を持って、しっかり自分の国の防衛を固めるべきであると申し上げております。

他の政党のみなさん、ここまではっきり言われません。本当に日本の国を守る気はあるんでしょうか。極めて疑問が多いと言わざるを得ません。唯一、核武装を明言している石原さんも、脱原発論者だった橋本さん、「憲法9条を改正するのかしないのか、まず国民に信を問う」と言っていた橋本さんと一体となって、果たしてまともな国防体制を築くことができるんでしょうか? できません!

自民党も、十分にはできない。公明党と連立を組んでおります。公明党は「憲法9条を護るべきだ」と言っている。こういう勢力と一体となって、果たして日本を守り抜くことはできるのか、極めて疑問です。

今回の選挙で、私たち幸福実現党が議席を獲得しなかったら、どうしても日本を守ることが難しくなるんです。どうかみなさま、幸福実現党にお力添えをいただきたいと思います。

幸福実現党はマスコミの「報道規制」も乗り越え、世界のリーダーとなるべく、全力で取り組んで参ります。幸福実現党は日本の平和と安全を守り、繁栄を拡大し、世界に広げて参ります。本当の意味での神仏の正義を追究し、世界に示せる、そのような日本を作り上げて参ります。どうかよろしくお願い申し上げます。

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幸福実現党・立木党首「日本は核武装を」

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