中国でまたUFO(未確認飛行物体)がらみのニュースが流れている(ロケットニュース発信、ニュースソースは人民網ほか)。9月13日、北京市の北京首都空港と内モンゴル自治区フフホト市のフフホト空港で国内線が相次いで大規模な遅延もしくはフライトキャンセルが生じた。

その原因はその場に居合わせた市民によると、空港スタッフが「未確認飛行物体がいる」と語っていることから、ネット上で騒ぎとなっている。「空港のグランドスタッフが『フフホト空港でUFOが出た』と言っていた」「『未確認飛行物体が確認されたので離陸を見合わせる』と説明されて飛行機を下ろされた」などの市民の声があがっているようだ。

中国ではUFOによる空港トラブルが相次いでいる。8月17日に重慶市・江北空港が1時間にわたり滑走路を封鎖したが、謎の飛行物体が滞空していたためという( http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=2674 )。また昨年、浙江省・杭州蕭山(シャオシャン)国際空港が1時間にわたり空港閉鎖となったのは、レーダーに正体不明の飛行物体が映し出されたためで、空港周辺でUFOが目撃された。

ところで、フフホト空港の大規模なフライト遅延は「軍による規制のため」としているが、その後、「フフホト市に現れたUFOと人民解放軍が戦闘したのでは」との憶測まで飛び交っている。北京市UFO研究会(そのような研究会が存在することは寡聞にして初耳)によると、13日に中国でUFO出現の報告はなかったそうだ。火のないところに煙は立たぬ。何かしらそれに類する事態が生じたのではあるまいか。

フフホト市に現れたUFOが写真撮影されているが、古典的な空飛ぶ円盤タイプであるのが興味深い。誰が見ても宇宙人の乗り物だと認識させるようにシェイプシフト(変身)したかのようだ。(ア)

【関連サイト】 http://media.people.com.cn/GB/40606/15650720.html